週報エッセイ　2024.5.26

「チャペル型の結婚式場」

　昨今は若者たちの間で７０年代や８０年代の、むかしの歌謡曲やニューミュージックが流行っていると仄聞しますが、むかしからそういった曲には、結婚式に関するものがかなりあります。吉田拓郎「結婚しようよ」、シュガー「ウェディング・ベル」、椎名恵「Love is all」……しかしお気づきでしょうか、よく聴くと、それらの結婚式はみな「キリスト教式」ということがわかります。

　そんな世の中の雰囲気に呼応するかのように、数多く存在する結婚式場は「チャペル（つまり「キリスト教会の礼拝堂）」の形をしていて、本物の牧師が牧会の傍ら、そのような場で執り行われる結婚式の司式をしたりします。

　こういうことを見ても、本人たちが意識しているにせよしていないにせよ、日本人の多くは未信者であろうとも、結婚という人生の一大イベントを、創造主なる神さまの御手に委ねていることがわかります。そういうところから実際にキリスト教会に導かれてくる方も、結構日本には多いのではないでしょうか。

　結婚に至る男女は、男性がキリスト、女性が教会の象徴です。この麗しい婚姻、相愛関係によって神の栄光が豊かにあらわされるように祈ります。