週報フォトエッセイ　2023.11.12

「工事中の道路」

　先週、車に乗って教会から県道40号線に出ようとしたら、工事中で通行止め、やむをえず回り道をしました。

　この道の場合、道路の舗装が傷んでいました。そのため、これまで車の通行に支障をきたしていたので、どこかの時点でどうしても直す必要があったわけです。しかし、直すとなると、通行止めにして大掛かりな工事をしなければなりません。迂回を余儀なくされますし、近所には工事の発する大きな音も響きます。しかし、周りにそういう難儀な思いをさせてでも、工事をしなかったならばかえって迷惑をかけることになります。

　私たちの人生もつねに工事中です。バルセロナのサグラダファミリアのように、四方が足場や梯子に囲まれているがごときものです。しかし、サグラダファミリアがつねに工事中であろうとも貴重な世界遺産、かけがえのない財産であるように、私たちもイエスさまのいのちをもって買い取られたかけがえのない存在、しかしそれと同時に、いつも工事中のまだまだ未完成な存在です。

　私たちにとっての「工事」はいつ終わるのでしょうか。それは世が終わり、イエスさまにまみえるときです。その完成の日を目指して、日々みことばと御霊によりつくり変えられる幸いを体験しましょう。