コラム

牧会コラム週報版 182 2024.4.21

Author
mito
Date
2024-05-28 11:55
Views
746

「次世代につなぐ」

 クリスチャンの生活における、薪(たきぎ)のたとえをご存じでしょうか? 薪は1本だけではすぐ火が消えてしまいますが、何本も一緒に火にくべると、延々と燃えつづけます。

 これは本来、「交わり」というものがクリスチャンにとってなぜ必要かということについてのたとえでした。しかし、火が「燃えつづける」ためには新たな薪をくべる必要があるわけで、同じように新たなクリスチャン、次世代が起こされることが教会にとって必要、と、このたとえからそういうチャレンジもいただきます。

 思えば、私たち2024年の水戸第一聖書バプテスト教会に至るまで、エルサレムに始まった福音宣教が続いてきたのは、数えきれないほどの信仰の先達が「燃えつづけ」、ともしびをつないできたからです。私たちはそのともしびを次世代につなぐ責任があります。遺産を食いつぶすようではいけません。むしろ、目に見えるものにせよ、見えないものにせよ、私たちに託されたものをいかに活用し、次世代に受け継いでいくかということを、私たちはもっと真剣に考え、どうすべきかをつねに具体的に主にお伺いし、祈り求めていく必要があります。

 そうです、ともしびをつなぐうえで必要なのが、一に祈り、二に祈り、三四に祈り、五に祈りです。祈りなくして私たちはビジョンを描かせていただくことはできませんし、祈りなきプロジェクトはその場しのぎのものにしかなりません。この点、主の神殿を建てて民を礼拝者として整える事業を息子ソロモンに託すというみこころに従順になった、ダビデの姿に学ぶことができましょう。自分の代に何もかも達成しなければ決して満足しない、そういう思いがあるならば、私たちの動機はいったいどこにいるか、よく考える必要があります。肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢に毒され、次世代にともしびをつないでいくというみこころが見えなくなってはいないだろうか?

 まず、祈りましょう。次世代を立て、育て、派遣し、用いてくださる主のみこころが、心からのわが願いとなるように。

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