牧会コラム週報版 188 2024.6.2
「異端対策 その4」
異端の最大の問題は、人を公同の教会から離れさせることにあります。公同の教会とはキリストをかしらとするキリストのひとつのからだであり、ここから離れるということは滅びを意味します。だから教会は何としてでも、異端に人々が行くことを予防し、また、異端が教会という共同体に入り込むことを防がなければなりません。
異端は「論より証拠」でいきます。一見すると「論」を優先させる勧誘の方法でも、その人がやけに優しかったり、やたらとカリスマ性があったりするなら、やはり「論より証拠」です。その者がじわじわと語っていくと、聴く人は次第にその教えに染まっていき、気がつけば引き返すことのできないところにまで来てしまうわけです。
異端の問題は、特定のだれかを「再臨のキリスト」視するかどうかに関係ありません。既存の教会をにせもの扱いし、自分たちこそが本物の教会だと見なし、既存の教会との縁を切らせるならば、そういう集団は「異端」であり、彼らはいかにキリスト(教)を標榜していようとも、それを正統の教会と認めることはできません。
その予防として取り組むこととして推奨したいのが、正統の教会の教理を学ぶことです。『バプテスト教理問答書』から毎週学ぶのはそのためで、「なんだ、当たり前じゃないか」とつぶやかずに唱和していただきたいのは、本物の教理に触れつづけるその積み重ねで、やがてにせものをしっかり判別する霊的感覚が養われていくことになります。
これよりもさらに基礎的な信仰告白は、礼拝のたびに唱和している「使徒信条」です。これは教会を教会ならしめるもので、これを外れて勝手なことを言うようでは、キリストのからだなる教会として失格です。教会として失格の集団ないしその構成員への取り扱いは厳しくすべきであることは、ヨハネの手紙第二9節から11節に書かれているとおりです。教会をきよく守ることに妥協はいりません。私たちは人を愛する存在ですが、こと異端に関しては、甘やかすように受け入れることは教会に悪い影響しかもたらしません。
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週報フォトエッセイ 2024.7.7
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