コラム

牧会コラム週報版 111 2022.11.6

Author
mito
Date
2022-11-24 17:02
Views
713
先週私は、とりなしの祈りセミナーに参加するため、「日航オリーブの里」に行ってまいりました。この施設はいわゆる「祈祷院」にあたるもので、オーナーが在日韓国人のクリスチャンという縁もあり、宣教師も含め、韓国の方がよく利用されます。

祈祷院は、韓国各地には大規模なものから小規模なものまで多く点在していて、院長の逸脱その他で異端認定されたものを除き、みなお祈りするうえで素晴らしい環境を備えていますが、日本にはなかなか、このようにお祈りに集中できる祈祷院がありません。あったとしてもそれは静寂を旨とする施設であり、声に出して祈るという信仰のスタイルを持つ方には、少々居づらさを覚えるものでしょう。その点日光オリーブの里は、多少の大声で祈っても注意されません。個人または少人数のお祈りのための、10棟になるバンガロー風の祈祷施設まで、ちゃんと用意されています。

私はお祈りをすることにおいて、韓国の「声出しスタイル」で鍛えられている分、声をあげてのお祈りが性に合っている面もありますが、たとえばうちの教会で複数で集まって祈るようなとき、みなさまにはこれまでのそれぞれのお祈りのスタイルというものがあって、それはたいていがとても静かなスタイルなので、私もともに集まっているとき、大きな声を出して、というわけにはなかなかいかないことがあります。

そのような日本の教会で聖徒が集まって祈る場合には、「順番にひとりずつ祈る」、あるいは「代表してひとり、または数人で祈る」というスタイルがよく採られます。これはかなり緊張しないでしょうか? みんなにも聞かれているお祈りのことばを、失敗してはならない、無駄なことを言わないように……そうして、お祈りのことばを発するにあたって、表現力が鍛えられるというよい面もありますが、一方で、神さまご自身よりも人にどう聞かれるかを気にしてしまうという難点があります。

みなさまには、ぜひどこかで、実際にある程度の声量でお祈りすることを実践してみられることをお勧めします。それも、機会があれば、5人以上の人が集まっている場所でお祈りしてみていただきたいです。歌のない演奏のみの音楽が大音量でかかっていれば、ほかの人にもお祈りを聞かれる心配はありません。そのようなおいのりをささげるなら、霊的にも、表現力においても、お祈りは鍛えられます。ぜひお試しください。
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