コラム

牧会コラム週報版 070 2021.11.21

Author
mito
Date
2021-11-27 18:05
Views
1481
先日、神学校の卒業論文のテーマを「弟子訓練」にするので、私にインタビューしたい、という方が教会までいらっしゃり、そのために私はそれに備えて、かつて1999年にサラン教会で弟子訓練牧会の中にいた頃の資料を本棚から引っ張り出して、久しぶりに読みました。その膨大なノートを読み返してみて私は、あの頃卒業を控え、卒業論文をはじめとした神学校のたくさんの課題に取り組みながら、よくぞこれだけのことをしたものだと、われながらあらためて目を回しそうになりました。

私は当時サラン教会で「協力伝道師」の肩書をいただいてはいましたが、「牧会補佐の働き」と言えることはほとんどしていませんでした。将来日本で弟子訓練を普及させるために、まずは本場のサラン教会で、一般信徒とまったく同じ条件で訓練生になって1年間のコースに入る……それが私のすることでした。ほかの訓練生はもちろん韓国人の男性で、30代から40代の壮年、家庭を構えて、一定の社会的信頼のおかれている職業を持ち、なおかつ12人の弟子コースの小グループ参加者を一堂に会させるだけのスペースを家屋内に持っている人であり、私は、そういう人たちと同じ条件で訓練を受けるには、言語、習慣、社会的経験、家長としての経験……すべてが不足していたか全くなく、あるものといえば神学生の水準に達していただけの聖書的知識くらいで、その頃のノートはコースの課題をこなすのに精いっぱいだった跡を刻んでいるばかりです。言わば私は、「のちの日の精錬に備えて鉱石を掘り起こしていた」、それがその当時の毎日で、あの1999年という年は、これまでの48年弱の人生において、最も多忙だった一年間でした。

当教会の牧会8年目となった今、私はあの頃の、そこで何が起こっていたかわからないほど立ち止まれなかった中で手に入れた財産を、いよいよ活かすべき時が来たように思います。借りものではない、曲がりなりにも12年にわたって牧師として歩みつつ学んできたことを、みなさまとともにイエスさまの弟子の群れとして主の訓練を受ける共同体を形づくることで、健康で喜びに満ちた牧会という形で実践させていただきたい、私は心からそのように願っています。
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