牧会コラム週報版　060　2021.9.12

先日、当教会にかばんや消毒液などの献品をしてくださったKさんは、私の大学時代の友人です。私はKさんとはこのところ、コロナ下ということもあって直接会うことはできずにいますが、最後に会った一昨年の7月には、「爆発伝道」の実地訓練の相手にもなってくれて、そういうことでも神さまは私に、Kさんという友人を通して恵みをくださいましたし、その恵みは私にとどまらず、教会全体に対する恵みへと実を結びました。

みなさまはおそらく、牧師をしている私よりもよほど、未信者の方々とお友だちになる機会が多いと思います。そのような方々はもしかすると、私たちが主の弟子として歩む姿に魅力を感じてくださり、私たちのために何かしてくださろうとしていらっしゃるかもしれません。もしそうならば、そのような方々には神さまからの絶大な祝福があります。イエスさまがお語りになったとおりです。「まことに、あなたがたに言います。わたしの弟子だからということで、この小さい者たちの一人に一杯の冷たい水でも飲ませる人は、決して報いを失うことがありません。」（マタイの福音書10章42節）

私たちは確信を持ちましょう。私たちは自分が大したことがないと思うようなことがあるかもしれませんが、周りの方々は、私たちが主にお従いするゆえに周りの方々を愛する姿、仕える姿に、どこか一目置いていらっしゃるものです。もしかすると私たちは、主にお従いする信仰を職場でも保つことで、周りから嫌われ、いやがらせをされるようなこともあるかもしれませんが、それはその人たちが私たちに一目置いていらっしゃるという証拠だととらえてみてはいかがでしょうか。クリスチャンとして毒にも薬にもならない人は、周りからはよい反応も悪い反応も受けることはなく、したがって何の影響も及ぼすことはないわけですが、それではいけません。

私たちは偶然、今いる環境にいるわけではなく、主がその人たちを祝福するように置いていらっしゃると信じ、その場所の光、塩として、主に用いられる歩みをして、周りの方々を祝福してまいりたいものです。