コラム

コラム・ザ・ゴスペル056 2021.1.17

Author
mito
Date
2021-01-21 10:07
Views
1964
緊急事態宣言となり、ますます都市部への移動が制限されました。特に、首都圏のような都会に行くなど、もってのほかとなっています。私は首都圏で生まれ育ったこともあり、昨年来、東京になかなか行けなくなったことにそうとうな寂しさを感じてまいりました。しかし今、ふたたび東京に行きにくくなって、私は発想を転換し、この茨城のよさを少しでも発見することを趣味としていこうと思うようになりました。その、私なりの発見の方法……それは「詩を書く」ということです。

私に大きな影響を与えてくださった故・玉漢欽(オク・ハンフム)牧師先生は、玄人はだしのカメラを趣味としていらっしゃいました。そのようにして撮影された写真に添えて、詩の形式をとった黙想を書かれ、詩人の権宅明さんにより翻訳されたものが写真とともに日本のディボーション雑誌に連載されていたものでした。私も玉先生の真似をするつもりで、昨年末以来、自分の撮った写真に短い詩をつけることを始めました(写真と詩はフェイスブックで発表しています)。

詩篇や預言書その他、旧約聖書には多くの詩や、また詩の形式をとったみことばが収録されています。そのことを考えると、神さまとの交わりとはみことばを介して持つものである以上、神さまは人間との交わりにおいて、「詩」というものをとても重要なものとしていらっしゃったことがわかります。古今東西、有名な詩人はたくさんいますが、基本的に彼らは独特の感性や才能で書いているわけで、みことばの中の詩群は彼らの諸作品とは、創造主なる神さまとの交わりにより書かれたという点で、一線を画しています。

詩は、何か特別な才能がなければ書けないとか、心が純粋でなければ書けないとかいったものではありません。神さまとの交わりを体験し、それを少しずつでも表現するなら、それは立派に「詩」です。ぜひ、書いてみましょう。この世の詩人をお手本にするのは難しいと思いますが、詩篇の詩人ダビデをお手本にする詩なら、書けなくはないのではないでしょうか。赤裸々な告白、感動に打ち震えての告白、正直な告白……それを表現するなら、神さまはそれを喜んでくださるはずです。
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