コラム

コラム・ザ・ゴスペル047 2020.11.22

Author
mito
Date
2020-11-22 12:44
Views
3362
「ある人たちの習慣に倣って自分たちの集まりをやめたりせず、むしろ励まし合いましょう。その日が近づいていることが分かっているのですから、ますます励もうではありませんか。」(ヘブル書10:25)

このみことばが書かれた当時、初代教会を取り巻く環境は、コロナウイルスの脅威にさらされている現代とは比較にならないほど厳しいものだったはずです。イエスさまを信じているという、その信仰を公にしただけで、下手をすると命を失いかねなかった時代です。そうだとするとその状況は、ともに集まらないだけの充分な理由になったはずです。

しかしヘブル書の筆者は、それでも集まって励まし合いなさい、なぜなら、その日、つまり、イエスさまの再臨が近づいているのだから、ということです。ヘブル書が書かれてから2000年の間、私たち主の民はおそらくずっと、世の終わり、主の再臨ということを意識してきたはずです。その中でキリスト教会は、ともに集まりながら、迫害や世俗化などのあらゆる逆風と戦ってきたわけです。

現在私たちはコロナウイルス流行という事態の中にいますが、そのような中で集まっても、むかしのように迫害されて命を落とすことはないかもしれません。しかし現代は、SNSの発達をはじめとしたインターネット社会です。それは市民が相互を監視し、告発する社会であるということです。噂話にはいとも簡単に尾ひれがつき、社会がいったん「悪」と認定した存在は、社会から抹殺されるまで手ひどいかたちで制裁されつづけます。多くのキリスト教会も、そのような歩みをするくらいなら、と、集まらない選択をすることを余儀なくされるわけです。

しかしそのような中で、当教会はあえてともに集まる選択をしました。それはやはり、上掲のヘブル書のみことばが真理、真実であると信じ、そのみこころにお従いすることによってこそ、イエスさまの再臨に備える者となることができるからです。昨今の情勢は、末世、すなわち主の再臨を思わせるに充分ではないでしょうか? 私たちは今こそ勇気を出して(もちろん衛生に細心の注意を払って)集まり、イエスさまの再臨を覚えて、励まし合いましょう。
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