コラム

コラム・ザ・ゴスペル035 2020.8.30

Author
mito
Date
2020-08-29 15:32
Views
3741
このたびの総理の辞任に思ったこと、それは、「すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために願い、祈り、とりなし、感謝をささげなさい」(Ⅰテモテ2:1)というみことばの命令を、みことばを説く立場にある私が充分に守れていなかった、ということです。

政治指導者のために祈ることはとても大事です。それは日本にかぎらず、世界を見渡してみれば一目瞭然です。今、世界のかじ取りをする各国首脳は、どのようにそれぞれの国を、また世界全体を導こうとしているのでしょうか。その導き次第では、それこそ聖書に預言されているとおりの世界戦争をはじめとした破局をもたらさないともかぎりません。もちろん、それは究極的には主のみこころが成就し、天の御国が完成するのにつながることですが、それに伴う産みの苦しみに比喩されたあらゆる患難の中、世界の多くの人が病み、また不幸な形で失われることに、私たちは無関心であってはならず、この世界のために、特に指導者たちのためにとりなして祈る責任が、私たちにはあるはずです。指導者の善政は世界に安定をもたらすからです。

私たちが聖なる敬虔な生き方を貫くことにより、神の日が来るのを早めるとみことばは語っていますが(Ⅱペテロ3:12)、この生き方は、この世が滅びるのに対して高みの見物を決め込むことではありません。「だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられる」(9節)みこころに私たちが従い、その生き方で証しを立てることです。

そのために私たちは、この世界が安定を保つように祈る必要があります。その安定した世界を担保する要素はいろいろありますが、そのうちの重要な一つとして、政治指導者が善政を敷くことが含まれることは言うまでもありません。私たちはこのときこそ、日本と世界のために、民を代表してとりなして祈る必要があるのではないでしょうか。神さまが必ず、この祈りを聞いてくださり、この世界が破局から守られ、保たれることを信じて祈ることです。今週もともに、日本と世界の指導者たちのために祈ってまいりしょう。
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