コラム

コラム・ザ・ゴスペル028 2020.7.12

Author
mito
Date
2020-07-13 18:12
Views
3382
このたび毎週水曜日午前に、聖書を学んでお祈りする形で「祈祷会」を発足させました。

聖書勉強の方法は大きく分けて、「演繹法(えんえきほう)」と「帰納法(きのうほう)」があります。演繹法による聖書勉強は先にテーマを定めて、そのテーマに沿った形で聖書箇所をピックアップし、学ぶという方法です。これに対して帰納法による聖書勉強は、聖書本文を前提にして、その聖書勉強から真理を発見するという方法です。水曜日の祈祷会は、基本的に「帰納法」を用い、テモテへの手紙第一から多くのことを学びながら進めています。

聖書を帰納法で読んで多くの真理を発見するとき、私たちの信仰生活は豊かになります。たとえばかの有名な箇所、ヨハネの福音書3章16節を帰納法で学ぶなら、どうなるでしょうか?「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。」この箇所からでも、①ひとり子とはだれですか、②神さまがひとり子を与えるとは、具体的にどうしてくださることですか、③世とは何を指しますか、④なぜ、ひとり子なる方を与えてくださることが世を愛することなのですか、⑤この神さまが「世を愛する」ことは、私たちが禁じられている「世を愛する」こと(Ⅰヨハネ2:15)とは、どこがどうちがいますか……このように、16節の前半だけでも、こんなに質問がつくれます。

しかしときに、聖書をこのように自問自答しながら読んでも、まだわからない場合があります。みなさま、牧師夫妻はそのときのためにいると考えていただきたいのです。しっかり調べ、みなさまの疑問に可能なかぎりお答えすることで、みなさまの霊的必要にお応えし、みなさまの霊的成長のためにお仕えしたいと願います。しかしなるべくなら、みなさまはこのように自問自答の習慣を身に着け、個人的な聖書通読に際して深くみことばを学ぶようにしていただきたいと願います。聖霊なる神さまは、必ずみなさまに深い聖書理解をくださり、それぞれの場において成長させてくださいます。
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