コラム

コラム・ザ・ゴスペル017 2020.4.19

Author
mito
Date
2020-05-03 17:47
Views
3523
車や人が信号によって行くか止まるかが決まるように、出エジプトの途上にあったイスラエルの民にとっての「信号」は、昼は雲の柱、夜は火の柱でした。それが天に上るということが、神の民が次の地に進む、止まるならば神の民全体がその地にとどまる合図となったのでした。

雲は、幕屋や神殿の聖所に満ちた存在であり、神の臨在を示しており、火もまた、火をもって臨まれる神の臨在の象徴です。このことは現代を生きる私たち神の民にとって、どのような示唆を与えているでしょうか? それは、私たちとともにおられる聖霊なる神さまが「行け」「止まれ」と示されるみこころに従順になることが、私たちに求められているということです。

現在、私たちは出かけることもままならないでいます。しかし、出かけられないでいることは日本にかぎらず、世界中がその苦痛を共有していることです。このことを私たちは否定的に捉えるのではなく、「止まれ」とおっしゃっている主のみこころと受け止める必要があるのではないだろうか、と思う今日この頃です。

考えてみましょう。出エジプトの民が荒野の中で、ときにとても長い期間旅立たないでいたことは、もし、主のご臨在とカナン入城の約束がなかったとするならば、苦痛以外の何物でもなかったことでしょう。私たちにしても、今は主の臨在をともに味わい、主がこの苦痛が明けたのちに次なるステージに進ませてくださるというビジョンを描いて、とどまるべきときであると考えます。

ただし、私たちはこのときを無為に過ごしてはなりません。今こそ私たちは、それこそ「とどまっている」ときだからこそできることを求め、実践する必要がありましょう。このときこそ、自分に与えられている恵みを数えて感謝しましょう。お互いのことを覚えて集中して祈りましょう。みことばを読んで学びましょう。そのようにして、主がとどまらせておられるそのみこころを、しっかり受け止めてまいりましょう。
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