週報フォトエッセイ　2024.7.28

「長岡バス停」

　もし、バスに乗りたいならば、運賃を持ってバス停で待っていさえすればいいです。しかるべき時間になったらやってきます。

　本日は礼拝の日ですが、礼拝に出席するということは、定時にやってくるバスに乗ることにもたとえられないでしょうか。そのバスに乗るどうし、同じ目的地に向かいます。その目的地とは「派遣」です。

　礼拝の締めくくりに、牧師は祝祷をいたします。その意味はいろいろありますが、そのひとつとして、礼拝と交わりの場から聖徒の置かれたそれぞれの場に遣わされるにあたり、三位一体なる主の祝福が豊かにあるように祈る、ということが挙げられます。

　できれば、私たちは礼拝と交わりの甘美な恵みの中にとどまっていたい――そう思わないでしょうか？　しかし主は、私たちのことを世の光、地の塩とされ、この世に伍して主の栄光をあらわせるようにしてくださいます。主日の礼拝こそは、そうなれるように私たちを整える場です。眠っていても目的地には着きますが、どうか積極的に目を覚まし、目的地である生活の現場を目指して、主日という時間を過ごしていければと思います。