コラム・ザ・ゴスペル012　2020.3.15

フェイスブック、ツィッター、ライン、インスタグラム……現代はSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）花盛りです。私はフェイスブックをよく利用していますが、牧師仲間にはこのフェイスブックの利用者が特に多く、それぞれの教会の取り組みを、こちらから特に頼まなくても掲示してくださるので、情報源として有難く利用しています。

特に、このような事態において、それぞれの教会が、日曜礼拝を含む集会開催の状況、インターネット中継利用の状況（ユーチューブなどのサービスをどのように利用したか）といったことを報告してくれるので、読む側としてはとてもありがたいものです。

立場はひとつではありません。集会そのものを中止する教会から、まったく通常どおりに集会をする教会まで、さまざまです。構成する信徒たち、所在する場所、牧師や役員会のようなリーダーたちの考え、それらによってそれぞれの教会は異なる判断を下しています。なすべきことにひととおりの正解はありませんが、はっきりしていることは、それぞれが祈りの中で確信をもって下した判断である、ということです。

私たちもこの事態の中で、教会はいかに振る舞うべきか、判断を下します。しかし、他教会の事例は「参考」にこそすれ、「正解」や「模範」ではありません。当面は、3月いっぱいの平日の諸集会開催を中止していますが、これとてどうなるかは状況次第ですし、それ以上に大事にすべきことは、そのような事態において「主は私たちの教会に何を願っていらっしゃるか」を祈りのうちに求めることではないでしょうか。

みなさまもこの教会、キリストのからだを形づくるひと枝ひと枝として、この教会のために、特に、このような事態にある教会のために、切にお祈りください。