牧会コラム週報版 145 2023.7.16
韓国における牧会学の第一人者、鄭聖久(チョン・ソング)博士は、弟子訓練というものを以下のように定義しています。すなわち、弟子訓練とは、クリスチャンがキリストのみあとに従い、具体的な生活の中でその姿に似ていくことであり、それだけではなく、みことばを互いに分かち合うことによって、ほかの兄弟姉妹に勇気と希望を与え、みことばを悟り、黙想し、キリストの生き方に似ていくことである、ということです。すなわち、弟子訓練とは広義には、牧師にとっての牧会活動そのものであるわけです。
これに対して狭義の弟子訓練は、その牧会を実現するため、小グループにより小単位で(主日礼拝のような全体的な集会も大事だが、それのみに依拠しないで)活動します。サラン教会のケースでいえば、小グループの牧会をある程度経験した信徒が、副牧師の導く基礎訓練のコースを1年、同じくリーダー訓練コースを1年体験し、そこから小グループのリーダーに派遣されていきます。そのグループから弟子君を受ける新たな信徒が生み出されるという「再生産」がなされるわけです。
そこではもちろん、コースの時間に出席することは必須ですが、それと同じくらいのウエートで、宿題をこなすことが重要視されます。出される宿題としては、コースのテキストの予習をするほかに、主日礼拝のメッセージの要約と実生活への適用の内容をノートに書く、聖書を通読する、毎日ディボーションをし、その中の1日分を提出する、聖句を暗唱する、読書をしてその感想を書く、一定の時間をかけてお祈りをする、その週の課題に沿って具体的に生活の現場でみことばに従う……とにかく、こなすべきことがたくさんありますが、そういうことを普段からしていくことを積み重ねて、信徒たちは霊的に成長を遂げていきます。要は、普段から主にお従いする姿勢ができているかどうかが問われるわけで、宿題がちゃんとこなせていることは、その従順が客観的に見て評価できることを意味しています。
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