コラム

牧会コラム週報版 118 2023.1.1

Author
mito
Date
2023-01-08 14:02
Views
859

 みなさま、あけましておめでとうございます。

 今月第5日曜日に開催される教会年次総会で正式に確定しますが、年初に制定し、発表する年ごとの教会標語、今年2023年は、「主を仰ぎ見て輝く」と考えています。みなさまに異存がなければこれでまいります。

 私にとって信仰のスタイルの大きな転換点を迎えたできごと、それは、高校2年生の夏休みに、松原湖バイブルキャンプに参加したことでした。それまで私は、礼拝すること、信仰生活を送ることが、万事につけ形式的で、それに満足を見出すこともないまま過ごしていました。ところがこのキャンプにおいては、賛美を歌うときに手拍子をしたり、踊ったりと、それまで体験したこともないような礼拝のスタイルで、そうか、神さまをほんとうに礼拝するとはこういうことなのか、と、わくわくする思いで輝くことを体感したものでした。

 このキャンプの主題聖句だったのが詩篇34篇5節で、チャペルの講壇の上にはその主題聖句の箇所と並んで「主を仰ぎ見ると……輝いた」と大きく書かれていました。当時家には、主任牧師がこの箇所を書いてくれた色紙が家にあり、それは母にとって愛誦の聖句ともなっていたのですが、それは口語訳聖書だったので、「主を仰ぎ見て光を得よ」とありました。だから私は、このように聖書が語ることを知ってはいましたが、実際には主を仰ぎ見ることも、光を得ることもできていない、悶々とした日々を過ごしていました。しかし、このキャンプを境に、主を仰ぎ見、光り輝く喜びを体験できるようになりました。

 今年私たちは、「主を仰ぎ見て輝く」喜びを、ともに体験してまいりたいと思います。この輝きはひとりのものではありません。みんなで輝くのです。先週のクリスマスコンサートで、それぞれが手にしたろうそくに炎を分けていくにつれ、暗い礼拝堂がだんだん明るく照らされていきましたが、そのように、私たちは輝く姿で兄弟姉妹と交わるとき、その輝きは広がり、ともに輝けるようになります。私たちは今年、なぜ輝くのか、どのようにして輝くのか、いつどこで輝くのか、といったことを、みことばから学び、世の光として輝くものとして用いられてまいりたいものです。今年もよろしくお願いいたします。

Total 261
Number Title Author Date Votes Views
261
週報フォトエッセイ 2024.6.9
mito | 2024.06.09 | Votes 0 | Views 266
mito 2024.06.09 0 266
260
牧会コラム週報版 188 2024.6.2
mito | 2024.06.02 | Votes 0 | Views 314
mito 2024.06.02 0 314
259
週報フォトエッセイ 2024.6.2
mito | 2024.06.02 | Votes 0 | Views 293
mito 2024.06.02 0 293
258
牧会コラム週報版 187 2024.5.26
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 249
mito 2024.05.28 0 249
257
週報エッセイ 2024.5.26
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 219
mito 2024.05.28 0 219
256
牧会コラム週報版 186 2024.5.19
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 220
mito 2024.05.28 0 220
255
週報フォトエッセイ 2024.5.19
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 193
mito 2024.05.28 0 193
254
牧会コラム週報版 185 2024.5.12
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 229
mito 2024.05.28 0 229
253
週報フォトエッセイ 2024.5.12
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 192
mito 2024.05.28 0 192
252
牧会コラム週報版 184 2024.5.5
mito | 2024.05.28 | Votes 0 | Views 229
mito 2024.05.28 0 229