コラム

牧会コラム週報版 118 2023.1.1

Author
mito
Date
2023-01-08 14:02
Views
632

 みなさま、あけましておめでとうございます。

 今月第5日曜日に開催される教会年次総会で正式に確定しますが、年初に制定し、発表する年ごとの教会標語、今年2023年は、「主を仰ぎ見て輝く」と考えています。みなさまに異存がなければこれでまいります。

 私にとって信仰のスタイルの大きな転換点を迎えたできごと、それは、高校2年生の夏休みに、松原湖バイブルキャンプに参加したことでした。それまで私は、礼拝すること、信仰生活を送ることが、万事につけ形式的で、それに満足を見出すこともないまま過ごしていました。ところがこのキャンプにおいては、賛美を歌うときに手拍子をしたり、踊ったりと、それまで体験したこともないような礼拝のスタイルで、そうか、神さまをほんとうに礼拝するとはこういうことなのか、と、わくわくする思いで輝くことを体感したものでした。

 このキャンプの主題聖句だったのが詩篇34篇5節で、チャペルの講壇の上にはその主題聖句の箇所と並んで「主を仰ぎ見ると……輝いた」と大きく書かれていました。当時家には、主任牧師がこの箇所を書いてくれた色紙が家にあり、それは母にとって愛誦の聖句ともなっていたのですが、それは口語訳聖書だったので、「主を仰ぎ見て光を得よ」とありました。だから私は、このように聖書が語ることを知ってはいましたが、実際には主を仰ぎ見ることも、光を得ることもできていない、悶々とした日々を過ごしていました。しかし、このキャンプを境に、主を仰ぎ見、光り輝く喜びを体験できるようになりました。

 今年私たちは、「主を仰ぎ見て輝く」喜びを、ともに体験してまいりたいと思います。この輝きはひとりのものではありません。みんなで輝くのです。先週のクリスマスコンサートで、それぞれが手にしたろうそくに炎を分けていくにつれ、暗い礼拝堂がだんだん明るく照らされていきましたが、そのように、私たちは輝く姿で兄弟姉妹と交わるとき、その輝きは広がり、ともに輝けるようになります。私たちは今年、なぜ輝くのか、どのようにして輝くのか、いつどこで輝くのか、といったことを、みことばから学び、世の光として輝くものとして用いられてまいりたいものです。今年もよろしくお願いいたします。

Total 242
Number Title Author Date Votes Views
242
週報フォトエッセイ 2024.3.24
mito | 2024.03.27 | Votes 0 | Views 130
mito 2024.03.27 0 130
241
牧会コラム週報版 179 2024.3.24
mito | 2024.03.27 | Votes 0 | Views 222
mito 2024.03.27 0 222
240
週報フォトエッセイ 2024.3.17
mito | 2024.03.27 | Votes 0 | Views 126
mito 2024.03.27 0 126
239
牧会コラム週報版 178 2024.3.17
mito | 2024.03.27 | Votes 0 | Views 98
mito 2024.03.27 0 98
238
週報フォトエッセイ 2024.3.10
mito | 2024.03.12 | Votes 0 | Views 149
mito 2024.03.12 0 149
237
牧会コラム週報版 177 2024.3.10
mito | 2024.03.12 | Votes 0 | Views 140
mito 2024.03.12 0 140
236
週報フォトエッセイ 2024.3.3
mito | 2024.03.12 | Votes 0 | Views 147
mito 2024.03.12 0 147
235
牧会コラム週報版 176 2024.3.3
mito | 2024.03.12 | Votes 0 | Views 129
mito 2024.03.12 0 129
234
週報フォトエッセイ 2024.2.25
mito | 2024.03.01 | Votes 0 | Views 178
mito 2024.03.01 0 178
233
牧会コラム週報版 175 2024.2.25
mito | 2024.03.01 | Votes 0 | Views 177
mito 2024.03.01 0 177