コラム

牧会コラム週報版 109 2022.10.23

Author
mito
Date
2022-11-21 19:09
Views
205
来週の日曜日、「世の光のつどい水戸大会」に引きつづき、教会学校が中心となって「ホーリー・ウィン」を開催します。「ホーリー・ウィン」は、「聖なる神さまが勝利する」という意味を持ちます。

この時期にそのようなお祭りを行うのは、一般に流行している「ハロウィン」の向こうを張ってのことです。「ハロウィン」はいったい何でしょうか。悪魔やオカルトをほめたたえる行事です。アメリカ伝来で粋がっているからなのかは知りませんが、いつの間にか日本では、このように西洋由来のオカルト的な行事を喜ぶようになりました。あるアメリカ人の宣教師の方から直接お聞きしたことですが、「ハロウィン」のような行事は、神々の精神風土である日本ではとても受け入れられやすい、好まれるのももっともだ、とのことでした。私は日本人のクリスチャンとして、勘弁してください、と言いたくなりましたが、実際、その先生のおっしゃるとおりですから、返すことばがありません。

ただ、一般の人たちがもし、悪魔由来のものでなくても、この秋の時期に楽しい思いができるならば、教会はやはり、「ハロウィン」に代わる行事を用意する必要があるでしょう。それが「ホーリー・ウィン」というわけです。「ホーリー・ウィン」は私個人にとっては初めての体験ではなく、以前働いていた教会で、その例のアメリカ人宣教師夫婦が中心になって企画して行われました。ふだん教会に来ない子どもたちもその日には仮装してやって来て、とても楽しい時間となりました。

私たちは「宣教」ということを考えるとき、このような柔軟さを併せ持つ必要を痛感します。特にここ日本では、うかうかしていると「ハロウィン」のように、わずかの歳月に非キリスト教的風習に国全体が染められかねません。一方で、日本の多くの教会には現在、教会学校というものが存在せず、子ども伝道において苦戦を強いられています。そのような状況において、この「ホーリー・ウィン」という試みは、キリスト教会による文化的改革という意味においても、子ども伝道における低迷を打破するという意味においても、とても意義あるものだと考えます。今後日本で多くの教会が、「ホーリー・ウィン」を実践し、多くの子どもたちをオカルトに親しむ文化から抜け出させ、正しい福音を宣べ伝えることができるように祈ってまいりたいと思います。
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