コラム

牧会コラム週報版 093 2022.6.26

Author
mito
Date
2022-07-09 19:36
Views
401
先週私は、この欄で「アーメン」と唱和することの意義について書きました。すると、それをお読みいただいたからでしょうか、先週の日曜礼拝においては、みなさまの「アーメン」のお声が、ひときわ大きかったように思います。このお声をお聞きするたび、私も大いに力をいただきました。ああ、コラムを書いていてよかったなあ、と、心から思いました。

かつて、日本基督教団静岡草深教会牧師を務められた辻宣道先生(故人)は、『教会生活の処方箋』、『教会が強くなるために』という、辛口の提言に満ちた信徒の成長のための本をお書きになった方ですが、辻先生はその中で、週報というものの持つ重要性について語っていらっしゃいます。辻先生いわく、週報とは「作戦指令書」であり、教会の「作戦」に従って行動するために、信徒はすべからく週報を大切にすべきである、ということです。辻先生が信徒教育の手段として用いられたのは週報のコラムであり、それは上掲の本にまとめられ、辻先生の牧会された静岡草深教会にとどまらず、日本全国の教会を啓発することになったのでした。

辻先生の時代からはかなりあとになりますが、一時期当教会でもそのプログラムへの取り組みを計った「家の教会」においても、週報における牧会コラムの重要性は強調されています。私はその週報コラムの実物を、愛知県の知立(ちりゅう)キリスト教会に研修にお伺いしたときに拝見しましたが、そのコラムは厳しさの中にも聖徒に対する愛情に満ちていて、知立キリスト教会の信徒のみなさまがどんなに、原田和典先生の牧会のもとに幸せな教会生活を体験していることか、と、お読みしていてしみじみ感動したものでした。

そういうわけで私も、辻先生や原田先生のひそみに倣い、こうしてコラムを連載しているというわけですが、コラムを書くということは私にとって、いかにしたら聖徒のみなさまにふさわしい形で導きというご奉仕をすることができるかを探るという、訓練の時間になっています。みなさまにおかれましてはぜひとも、このコラムをお読みになったご感想を、積極的に分かち合っていただけましたら幸いです。そして、ここで提言したことを実践していただいたらなおうれしいです。私もやる気を出して、書くべき題材を探し、楽しく、力強く、この執筆という作業に取り組んでまいります所存です。
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