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牧会コラム月報版 2022年4月
Author
mito
Date
2022-04-09 15:57
Views
618
イエスさまが世界の終末について予言されたマタイの福音書24章のみことばの中に、このようなおことばがあります。「御国のこの福音は全世界(直訳:人の住む地すべて)に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。」
いま、世界にはインターネットが普及し、しかも昨今のコロナ下の在宅時間の伸長により、スマートフォンやパソコンに向かって福音に耳を傾け、イエスさまを信じる人が増えていると言われています。また、聖書の翻訳作業は、世界中の民族、部族のことばをほぼ網羅するところまで来ました。そのような世界情勢を見ると、いかにも、全世界に福音が宣べ伝えられ、いよいよ終末だ、と思いますでしょうか? しかし、この、「全世界に福音が宣べ伝えられ」ているかどうかをお決めになるのは神さまであり、私たちはその主権に身を低くしてお従いする必要があります。それでも、神さまが、聖書のみことばにおいてこの世界に終わりがどのように臨むかを語っていらっしゃる以上、私たちは主のご主権を認めつつも、主のしもべ、みことばの民として、世の終わりをしっかり観察し、それ相応の備えをするように人々を促す使命が与えられています。
ところで、私たちは「世の終わり」というものを、何によって実感していますでしょうか? もしかしたら多くの人は、大地震のような天災、コロナのような疫病、ウクライナの事態のような戦争、そういった悲惨なできごとから実感するかもしれません。しかしその実感は案外、そういうニュースを見聞きすると、自分のいのちが悲惨な形で終わるかもしれない、という、きわめて個人的な不安と恐れに起因するものではないでしょうか?
イエスさまはそんな私たちにおっしゃいます。「そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。……これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。」(マタイ24:6,8)このようにおっしゃったイエスさまはまた、私たちに対してつねに「平安がありますように」ともおっしゃっています。実際、イエスさまがこの地に来られて以来、世界は終わりの時代となりました。そしてそれからも、悲惨な戦争や大規模な災害、疫病、飢饉が2000年にわたって地上に繰り返され、信仰ある人はそこにイエスさまの再臨を覚えて慰めを得ようとしてきましたが、それでも終わり(完全な終末)が来たわけではありませんでした。
ただし、私たちがこの世の悲惨なありさまを見て、世の終わりを実感し、キリストの再臨を待望するのは、ある意味正しく、また聖書的な態度です。しかしそれは、その環境から逃げたい、という、消極的な態度ゆえではありません。使徒パウロは、環境の中に私たちがいることを「幕屋を着る」と比喩し、このように語っています。「私たちはこの幕屋にあってうめき、天から与えられる住まいを着たいと切望しています。……確かにこの幕屋のうちにいる間、私たちは重荷を負ってうめいています。それは、この幕屋を脱ぎたいからではありません。死ぬはずのものが、いのちによって吞み込まれるために、天からの住まいを上に着たいからです。」(Ⅱコリント5:2,4)積極的に天の御国に入りたい、それが、私たちが主イエスさまの再臨を待望するほんとうの理由でなければなりません。
その日はいつ来るか、少なくとも正確な日時については、みことばは語っていません。それを「預言」するような人は、信用すべきではありません。しかし、その日を迎えるにあたり、私たち聖徒は「その到来を早めよ」と命じられています(Ⅱペテロ3:12)。とは言いましても、私たちのがわから人為的にその日を早めるわけではありません。神さまが私たちに再臨待望の願いを与えてくださり、その願いに神さまが応えてくださる、ご主権が神さまにあるのと同時に、私たちの自発的な願いにもなります。
私たちはこの世界の終わりを、すなわち主イエスさまの再臨と天国の到来を、心から待ち望みましょう!
「これらのことを証しする方が言われる。『しかり、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。」(ヨハネの黙示録22:20)
いま、世界にはインターネットが普及し、しかも昨今のコロナ下の在宅時間の伸長により、スマートフォンやパソコンに向かって福音に耳を傾け、イエスさまを信じる人が増えていると言われています。また、聖書の翻訳作業は、世界中の民族、部族のことばをほぼ網羅するところまで来ました。そのような世界情勢を見ると、いかにも、全世界に福音が宣べ伝えられ、いよいよ終末だ、と思いますでしょうか? しかし、この、「全世界に福音が宣べ伝えられ」ているかどうかをお決めになるのは神さまであり、私たちはその主権に身を低くしてお従いする必要があります。それでも、神さまが、聖書のみことばにおいてこの世界に終わりがどのように臨むかを語っていらっしゃる以上、私たちは主のご主権を認めつつも、主のしもべ、みことばの民として、世の終わりをしっかり観察し、それ相応の備えをするように人々を促す使命が与えられています。
ところで、私たちは「世の終わり」というものを、何によって実感していますでしょうか? もしかしたら多くの人は、大地震のような天災、コロナのような疫病、ウクライナの事態のような戦争、そういった悲惨なできごとから実感するかもしれません。しかしその実感は案外、そういうニュースを見聞きすると、自分のいのちが悲惨な形で終わるかもしれない、という、きわめて個人的な不安と恐れに起因するものではないでしょうか?
イエスさまはそんな私たちにおっしゃいます。「そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。……これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。」(マタイ24:6,8)このようにおっしゃったイエスさまはまた、私たちに対してつねに「平安がありますように」ともおっしゃっています。実際、イエスさまがこの地に来られて以来、世界は終わりの時代となりました。そしてそれからも、悲惨な戦争や大規模な災害、疫病、飢饉が2000年にわたって地上に繰り返され、信仰ある人はそこにイエスさまの再臨を覚えて慰めを得ようとしてきましたが、それでも終わり(完全な終末)が来たわけではありませんでした。
ただし、私たちがこの世の悲惨なありさまを見て、世の終わりを実感し、キリストの再臨を待望するのは、ある意味正しく、また聖書的な態度です。しかしそれは、その環境から逃げたい、という、消極的な態度ゆえではありません。使徒パウロは、環境の中に私たちがいることを「幕屋を着る」と比喩し、このように語っています。「私たちはこの幕屋にあってうめき、天から与えられる住まいを着たいと切望しています。……確かにこの幕屋のうちにいる間、私たちは重荷を負ってうめいています。それは、この幕屋を脱ぎたいからではありません。死ぬはずのものが、いのちによって吞み込まれるために、天からの住まいを上に着たいからです。」(Ⅱコリント5:2,4)積極的に天の御国に入りたい、それが、私たちが主イエスさまの再臨を待望するほんとうの理由でなければなりません。
その日はいつ来るか、少なくとも正確な日時については、みことばは語っていません。それを「預言」するような人は、信用すべきではありません。しかし、その日を迎えるにあたり、私たち聖徒は「その到来を早めよ」と命じられています(Ⅱペテロ3:12)。とは言いましても、私たちのがわから人為的にその日を早めるわけではありません。神さまが私たちに再臨待望の願いを与えてくださり、その願いに神さまが応えてくださる、ご主権が神さまにあるのと同時に、私たちの自発的な願いにもなります。
私たちはこの世界の終わりを、すなわち主イエスさまの再臨と天国の到来を、心から待ち望みましょう!
「これらのことを証しする方が言われる。『しかり、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。」(ヨハネの黙示録22:20)
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