牧会コラム週報版 190 2024.6.30
「賛美 その1」武井俊孝
礼拝、すなわちキリスト者の生活における大事な要素をなすものに「賛美」というものがあります。みなさまはたとえばむかし学校の音楽の授業などで歌を歌ったとき、得意でしたか、あるいは上手に歌えなくて恥ずかしい思いをしていませんでしたか。賛美はしかし、そういう、セオリーどおりに歌わなければならないというもの以前に、神さまに向けて歌う歌です。具体的には、聖書に啓示された神さまのご性質、愛、みこころ、みわざに目を留めて、それをメロディに乗せてほめたたえるわけです。
そのような賛美。礼拝をコーディネートする立場にある者は、毎週どのような賛美を歌っていただくべきか、つねに考えを巡らします。文語にしてクラシカルな曲調の歌は伝統的な賛美を好む人にはよくても、若者たちに同じ霊性で歌ってもらうにはむずかしいものがあります。逆に、当教会では導入讃美において毎週歌っている「ワーシップ・アンド・プレイズ」は、若者たちにはよくても、全世代を巻き込んで歌うには工夫の余地があります。その「ワーシップ・アンド・プレイズ」にしても、日本では50年ほどの長くない歴史の中でも、世代ごとにメロディやコード進行、歌詞の傾向のちがいが多岐にわたっており、全世代に通じる「ワーシップ・アンド・プレイズ」をいかに導くかということにおいて、ソングリーダーの力量が問われるところです。
しかし、いかに世代ごとに親しみを覚える曲の雰囲気が異なっているといっても、同じ会衆として同じ歌を歌うことに変わりはなく、それだけ、会衆は歌う姿勢において一致している必要があります。歌いたい歌ばかり歌えばいいというものではありません。逆に、歌いたくない歌を頑なに歌わないのも考えものです。
今週から連載するコラムにおいては、私たちが賛美で一致するにはどうすればいいかを、歌う曲の考察、また歌う側の姿勢といったことから考え、提案してまいりたいと思います。また、この連載中にも、みなさまのほうからもどうか、賛美に関するさまざまなご意見を頂戴できればと思います。できるかぎり、このコラムに反映してまいります。
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牧会コラム201「ダビデとヨナタン7」武井俊孝
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2025.02.02
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牧会コラム週報版 200 2024.9.15
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2024.10.14
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週報フォトエッセイ 2024.8.15
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牧会コラム週報版 199 2024.9.8
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週報エッセイ 2024.9.8
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牧会コラム週報版 198 2024.9.1
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週報フォトエッセイ 2024.9.1
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週報フォトエッセイ 2024.8.25
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牧会コラム週報版 197 2024.8.18
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週報フォトエッセイ 2024.8.18
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