コラム・ザ・ゴスペル004　2020.1.19

先週12日の日曜礼拝で、私はメッセージを締めくくるにあたり、今年初めに示されたみことばとそのみことばを適用した祈りの課題をメモし、祈りましょうと奨励しました。

私への聖句はと言いますと、ローマ人への手紙12章12節、「望みを抱いて喜び、苦難に耐え、ひたすら祈りなさい。」です。このみことばを黙想して気づいたことですが、私はそれまで、「苦難に耐え」ることを、あたかも眉間にしわを寄せてひたすら我慢することのようにイメージしていた、そのイメージを変える必要があると示されました。

祈りの結果喜びが与えられているならば、人には苦しみと思えるようなことでも、苦しみとは思えなくなる、これぞこのみことばの語る「苦難に耐え」ることではないかと示されました。

私たちは、マゾヒストであることが求められているのではありません。私たちに主とお交わりするゆえの喜びがないならば、どうして、苦難を苦難とも思わないような忍耐力が生まれましょうか。忍耐することそのものが人生の目的であってはなりません。私たちにまず必要なのは、主にあって喜ぶことです。

このようなことを申し上げる私もまた、喜びよりも苦しみを優先してしまうような弱さをつねに抱えていました。しかし、厳しい言い方をすれば、それは苦しんでいる自分に、いわば「酔って」いたのではないか、と悔い改めさせられています。

まずは喜ぶことをしたいと思います。私の祈りの照準も、苦しむ者となること以前に、喜ぶ者となること、これでまいりたいと思います。