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牧会コラム週報版 118 2023.1.1
みなさま、あけましておめでとうございます。
今月第5日曜日に開催される教会年次総会で正式に確定しますが、年初に制定し、発表する年ごとの教会標語、今年2023年は、「主を仰ぎ見て輝く」と考えています。みなさまに異存がなければこれでまいります。
私にとって信仰のスタイルの大きな転換点を迎えたできごと、それは、高校2年生の夏休みに、松原湖バイブルキャンプに参加したことでした。それまで私は、礼拝すること、信仰生活を送ることが、万事につけ形式的で、それに満足を見出すこともないまま過ごしていました。ところがこのキャンプにおいては、賛美を歌うときに手拍子をしたり、踊ったりと、それまで体験したこともないような礼拝のスタイルで、そうか、神さまをほんとうに礼拝するとはこういうことなのか、と、わくわくする思いで輝くことを体感したものでした。
このキャンプの主題聖句だったのが詩篇34篇5節で、チャペルの講壇の上にはその主題聖句の箇所と並んで「主を仰ぎ見ると……輝いた」と大きく書かれていました。当時家には、主任牧師がこの箇所を書いてくれた色紙が家にあり、それは母にとって愛誦の聖句ともなっていたのですが、それは口語訳聖書だったので、「主を仰ぎ見て光を得よ」とありました。だから私は、このように聖書が語ることを知ってはいましたが、実際には主を仰ぎ見ることも、光を得ることもできていない、悶々とした日々を過ごしていました。しかし、このキャンプを境に、主を仰ぎ見、光り輝く喜びを体験できるようになりました。
今年私たちは、「主を仰ぎ見て輝く」喜びを、ともに体験してまいりたいと思います。この輝きはひとりのものではありません。みんなで輝くのです。先週のクリスマスコンサートで、それぞれが手にしたろうそくに炎を分けていくにつれ、暗い礼拝堂がだんだん明るく照らされていきましたが、そのように、私たちは輝く姿で兄弟姉妹と交わるとき、その輝きは広がり、ともに輝けるようになります。私たちは今年、なぜ輝くのか、どのようにして輝くのか、いつどこで輝くのか、といったことを、みことばから学び、世の光として輝くものとして用いられてまいりたいものです。今年もよろしくお願いいたします。
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