牧会コラム週報版　077　2022.3.6

しばらくお休みをいただきました。みなさまにはご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。しかしこのようにして、主が牧会できるだけの健康を再びくださいましたことを感謝いたします。主の恵みの中で励んでまいりますので、みなさまのご祷援をよろしくお願いいたします。

お休みをいただく中で、日曜日には家庭で礼拝をおささげしました。普段ささげる家庭礼拝の延長のような形でささげたり、派遣教会である韓国ソウルのカルバリ教会のオンライン礼拝に家族で参加したりしました。しかし、いざ自分がこうして一時的にせよ、水戸第一聖書バプテスト教会という共同体のつどいを離れる形で礼拝をささげてみると、なんと申しますか、共同体に所属してともに礼拝をおささげすることに対する激しい飢え渇きのようなものを覚えました。

そこで本日より、やむを得ずご家庭にとどまらざるを得ない兄弟姉妹で、それでもパソコンやスマホの環境の整っていらっしゃる方を対象に、YouTubeによる礼拝の同時中継をはじめました。このような形で礼拝に出席していただくことで、共同体のわざとして礼拝をともにおささげするためです。私自身が、このままでは共同体が機能しなくなってしまう、という危機感を覚えたゆえの措置です。

しかし、私たちがほんとうに祈り求めるべきは、コロナ下という異常な事態が一日も早く終息し、みなでともに集まって礼拝をおささげする恵みを神さまが早く私たち教会に来たらせてくださることではないでしょうか。YouTubeによる礼拝の同時中継の開始は、安易な礼拝を容認するためのものでは決してありません。むしろ、いずれともに集まることに飢え渇きつつ、礼拝堂にてささげる共同体としての礼拝を祈り求めるための一時的な措置くらいに考えていただきたいと思います。しかしそれでも、ないよりはよほどましです。長引くコロナ下で他教会の礼拝中継は時を追うごとに精巧になっていき、それに比べるとまだまだ当教会の取り組みは見劣りがするかもしれませんが、どうか当教会に働かれる神さまの恵みに拠り頼み、礼拝同時中継が充実するように、覚えて祈っていただければ幸いです。この取り組みがやがて当教会を超えて、まだ教会に集うことに躊躇する求道者のみなさまと教会との橋渡しとして用いられれば、望外の喜びです。